徒然読書感想記

管理人の読書覚書。基本的にネタバレなし。 好みは推理もの。 映画の感想もあり。 2010年livedoorBlogにお引っ越し。since200408

 あざの耕平

あざの耕平「BLACK BLOOD BROTHERS 6 -九牙集結-」

あざの耕平「BLACK BLOOD BROTHERS 6 -九牙集結-」2006.9/富士見書房 富士見ファンタジア文庫

 検索で来てくれている皆さん、お待たせしました。いや、発売すぐ買ったんですけどね。遅くなりました。
 さて、本編はというと。

 な、なんてこった!! つ、ついに・・・・・・!! 
 という展開。ああ~(嘆き)
 それとは裏腹に、あとがきではいつになく作者が浮かれております。アニメ化がやはり効いてるみたいです。ひどい書き出しです。(断言)

 以下ネタバレ 続きを読む

あざの耕平「BLACK BLOOD BROTHERS S2」

あざの耕平「BLACK BLOOD BROTHERS S2」2006.6/富士見書房 富士見ファンタジア文庫

 ショート、2巻です。
 ・・・・・・いやぁ口絵の一枚目。どこにそんなシーンがあったかと思わず探してしまいましたが、ああそうか(笑)そういう続きオチなのね。新しいネタだなぁ。
 ミミコの嫉妬あり、職場の愉快な仲間あり、物憂げな夜の酒場もあり、一番カワイイのは意外な一面をみせるセイだったり、アリスの出てくる書下ろしもあったり、とさらにバラエティ豊かな短編集になってます。
 あとがきではアニメ化を喜ぶ作者の笑い声が止まりません。

 こういう日常話があればこそ非現実の物語も生きるという作者の信念は実に功を奏しているなぁと思います。
 各話のインターミッションも味があってスキ。
(余談ですがフルメタの、短編から長編への影響がああいう形で示されたのは爆笑モンでした)

 ミミコやジローから離れて、サブキャラ達のお話ももっと広がっていくといいなぁ。なんて。 続きを読む

あざの耕平「BLACK BLOOD BROTHERS 5 風雲急告」

あざの耕平「BLACK BLOOD BROTHERS 5 風雲急告」2006/富士見ファンタジア文庫

 BBBで検索をかけてきてくださった方、お待たせしました。本編5巻の感想であります。
 もうしょっぱなから、悲劇への幕開け感、たっぷりです。
 一年しかもたなかった、のモノローグといい、メインキャラクター勢ぞろいの第一章といい、盛大に「これで、最後ですよー」と言っているとうり、あやうい均衡の中での平和には終焉を告げる第5巻です。もう戻れないところへ物語は踏み出してしまいました。
 個人的にはこのあとのスペシャル話が楽しみだったり。(あとがき参照)
 刊行ペースも速いです。ほんとに兼業作家なんでしょうか。 続きを読む

あざの耕平「BLACK BLOOD BROTHERS 4 ―倫敦舞曲―」

あざの耕平「BLACK BLOOD BROTHERS 4 ―倫敦舞曲―」H17.11/富士見書房 富士見ファンタジア文庫

 BBBも5冊目。3冊で第一章が終わり、SPが出て、今回第二章前のインターバル。ジローが吸血鬼になった時の、過去のお話です。ロンドンロンド。しゃれですか。
 ついにジローの思い人登場。まぁ1巻から出ていたといえばそうだったっけという気もしますが(この辺は皆あとがきに書いてあります)、やはりファンとしてはそれよりも若い次郎! にくぎ付けでしょう! 吸血鬼、外見は変わんないけど!
 軍服姿の次郎萌え。てか長男なのに? 次郎? イラストも昔らしく薄墨でかかれてますが、それがまたいい。

 過去を明かす、つまり今まで撒いていた思わせぶりな伏線をひとまず回収すると共に、また新たな情報がでてきましたよ! セカンドって何! この先一体どうなるの!
 どうもあざの氏は物語の一から終わりまでプロットを作ってから書き始めているようで、いきあたりばったりな矛盾点がありません。いやそれとも風呂敷のたたみ方が巧いのか?(笑)
 舞台は100年も前のロンドンですが、これもよく調べている感じがでています。

 ミミコの活躍がなかったのが残念ではありますがそれは致し方ない。
 ジローとミミコの関係もこれから深くなっていくでしょうし、それが人と吸血鬼との社会に大きな影響を及ぼすことは必死。
 ライバルとしてどこまで奮戦できるのか(笑)、今後の活躍に期待!

あざの耕平「BLACK BLOOD BROTHERS S 1」

あざの耕平「BLACK BLOOD BROTHERS S 1」H17.7/富士見書房 富士見ファンタジア文庫

 BBB初の短編集。ドラマガ2004.5~10月号に掲載されたものに加筆訂正をしての刊行です。
 ついでに連載は2005.9月号から復活してます。こちらも笑えます。相変わらずなバカ兄弟。そして目の下にクマなミミコが恐ろしい。

 人間と吸血鬼の間を取り持つオーダー・コフィン・カンパニーの調停員、葛城ミミコ。
 その彼女に護衛として雇われ、特区に住むという対外的な立場を手に入れた「銀刀」望月ジローとその弟コタロウ。
 危険な仕事に従事するミミコを護衛すべく、吸血鬼としての力をいかんなく発揮、活躍する「働く吸血鬼」「続・働く吸血鬼」「働く(?)吸血鬼」
 特に第三話はあんまりといえばあんまりな展開がケッサクです。
2baffc05.jpg
続きを読む
プロフィール

story2004

QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ