徒然読書感想記

管理人の読書覚書。基本的にネタバレなし。 好みは推理もの。 映画の感想もあり。 2010年livedoorBlogにお引っ越し。since200408

な行 作者名

西尾維新「XXXHOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル」

西尾維新「XXXHOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル」2006/講談社

 西尾維新、二冊目。でもってまたキャラクターもの。
 装丁がデスノートと一緒で、でも出版社が違う、というのがちょっと面白かった(笑)
 しかしながら、デスノよりも作品の雰囲気をつかんで書かれているように思いました。
 3編からなる短編集とでもいいましょうか。
 フシギで奇怪な出来事の裏に隠された、あべこべのスパイス。ぴりりと利いています。

 1本目は、「やってはいけないこと」ほど「やってみてしまいたくなる」人の話。
 非常ボタンがあれば押したくなる。車が来れば飛び込みたくなる。――その心理の裏側にあるものは?

 2本目は、死んだはずの友人から届く、メールの話。
 彼女が死んだのは、私のせいだ――思いつめる少女のからくりとは?
 ――これ、実際にありがちだなァと思いながら読みました。こういう女の子、いるよね。
 トリックにひとつ難癖をつけるなら、以下追記へ。

 3本目は、一番読みにくかった。そのうえあの書き方に必然性を感じない。
 あ、えっと話の内容は、特異な目を持つ人が登場する話。動揺する? ワタヌキくん。
 読みにくいので頑張って読んでください。読まなくてもいいです。 続きを読む

西尾維新「DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件」

西尾維新「DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件」2006/集英社

 騙されました! 悔しい!(笑)
 とはいえ、漫画原作を読んでる人ならば(ってか読者のほとんどがそうだろう)、皆騙される仕掛けだと思います。
 さらさらと読みやすいつくりでした。ラノベのカテゴリでもいいかもね。地の文は少なく台詞多し。
 この人の本を初めて読みましたが、若い人なんですねー。その辺、原作ファンには好き好きがあるんじゃないかと思われます。
 面白いんだけど、話が、ではなくて、小ネタが、なので、そこで笑えるか否かは年齢層読者層に拠る気がします。屍とかね。

 昔、美空ナオミがLの指示で事件解決に働いた、LABB事件。
 キャラクターの意外な(?)一面が明らかになる、チョットおいしいノベライズです。

二ノ宮知子「のだめカンタービレ 15」

二ノ宮知子「のだめカンタービレ 15」2006/講談社 コミックスKISS

 コミックスと雑誌連動プレゼント企画に応募しそこないました・・・・・・
 だからというわけではないんですが、のだめ15巻。
 ターニャとモーツアルト(as のだめ初リサイタル)の巻でしたね。のだめと真一くんがそれなりに仲を深めている脇で、別のロマンスが! 意外!

 ターニャの言った「そんなことしなければ平和なのに・・・・・・」が実に印象的です。
 そんなんだから海を見ればボートで漕ぎ出しちゃうのよ! に続く台詞。
 確かに・・・・・・
 遠くばかりを見て、足元掬われないようにしたいですな。

 あ、そうそう、もちろんマングースは手に入れましたよ! ぎゃぼ!

二ノ宮知子「のだめカンタービレ キャラクターBOOK」

二ノ宮知子「のだめカンタービレ キャラクターBOOK」2005/講談社 KCデラックス

 コミックサイズでビックリ。てっきり大きいのかと。
 またしおり付です。今回は清良でした。ああ、でも、聞いていたとおりに顔がブサイク(!)

 それはともかく(笑)
 あちこちで載せていたP1~4くらいの番外というか宣伝漫画を再録してくれているのはありがたい限り。
 今はもう絶版のCDにつけたおまけ漫画とか(これは本誌に再録されたけど)、パンフだかなんだかに描いた漫画とか、さらってくれてます。
 書き下ろし漫画は、のだめの中高時代と千秋の中高時代。モテていたのにキャラクターでひかれてしまっていたのだめ(笑)とか、噂だけを作りつづけた千秋とか、ファンならば必見。

 キャラブックというだけあってキャラ紹介は充実してます。
 トップバッターが千秋、次にのだめ、はともかく、三番手がミルヒー! へぇ~。
 編集部というか作者の中でのキャラクター重要度ランキングではそうなのでしょうか。
 私が三番手に押すとしたら誰になるかな・・・・・・峰かな・・・・・・。
 多賀谷彩子がのだめより身長低くてビックリ。そして案外ミルヒーは長身。
 千秋が世話好きだったり菊池くんの特技が女だったりと、細かなパーソナルデータでも案外笑えます。
 端役の登場人物もほとんどわかったのだけど、ただ一人、記憶に残ってもいない人が最後に紹介されてました。布団をかぶって寝てる人・・・・・・誰!?

 飛ぶ鳥を落とす勢いののだめ、2冊目のキャラブックも企画されそうですね(笑)
(千秋デビューCDも売れてるそうですよ!)

二ノ宮知子「のだめカンタービレ 13」

二ノ宮知子「のだめカンタービレ 13」2005.9/講談社 KISS

 皆さんしおりはなんでしたか! 私は峰くんでした・・・・・・。
 先日出たばかりの「のだめセレクションブック」ではのだめでした。千秋が良かった・・・・・・。
 チアキ、といえば、この巻に載っている「千秋は別にいるしなぁ」という一連のシーン、私は結構好きです。彼がなぜ千秋を真一と呼ぶのか、とかそういや屋根裏に昔もいたな、とか、さりげない伏線が生かされてていいですね。今後も父親がらみのネタがでてきそう。

 それより特筆すべきなのはきっとのだめと千秋の身体を張ったケンカなのでしょうけど(笑)
 その画像がフラッシュで待ち受けに出来る、携帯サイト講談社ガールズ! なぜにドコモのみの対応・・・・・・がっかり。

 のだめがようやくピアノを真面目に練習しようとし始めた途端、次々と邪魔がはいってなかなか練習が出来ずじまいなこの13巻。
 先ほど発売のKISS掲載では、ようやくピアノに向き合えたようでほっとしました。
 千秋とのだめの共演、は以前からファンの間でも最終回エピソードに一押しされてますが、いやーやはりなかなかうまくいきませんね(笑)
プロフィール

story2004

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