西尾維新「XXXHOLiC アナザーホリック ランドルト環エアロゾル」2006/講談社
西尾維新、二冊目。でもってまたキャラクターもの。
装丁がデスノートと一緒で、でも出版社が違う、というのがちょっと面白かった(笑)
しかしながら、デスノよりも作品の雰囲気をつかんで書かれているように思いました。
3編からなる短編集とでもいいましょうか。
フシギで奇怪な出来事の裏に隠された、あべこべのスパイス。ぴりりと利いています。
1本目は、「やってはいけないこと」ほど「やってみてしまいたくなる」人の話。
非常ボタンがあれば押したくなる。車が来れば飛び込みたくなる。――その心理の裏側にあるものは?
2本目は、死んだはずの友人から届く、メールの話。
彼女が死んだのは、私のせいだ――思いつめる少女のからくりとは?
――これ、実際にありがちだなァと思いながら読みました。こういう女の子、いるよね。
トリックにひとつ難癖をつけるなら、以下追記へ。
3本目は、一番読みにくかった。そのうえあの書き方に必然性を感じない。
あ、えっと話の内容は、特異な目を持つ人が登場する話。動揺する? ワタヌキくん。
読みにくいので頑張って読んでください。読まなくてもいいです。 続きを読む
西尾維新、二冊目。でもってまたキャラクターもの。
装丁がデスノートと一緒で、でも出版社が違う、というのがちょっと面白かった(笑)
しかしながら、デスノよりも作品の雰囲気をつかんで書かれているように思いました。
3編からなる短編集とでもいいましょうか。
フシギで奇怪な出来事の裏に隠された、あべこべのスパイス。ぴりりと利いています。
1本目は、「やってはいけないこと」ほど「やってみてしまいたくなる」人の話。
非常ボタンがあれば押したくなる。車が来れば飛び込みたくなる。――その心理の裏側にあるものは?
2本目は、死んだはずの友人から届く、メールの話。
彼女が死んだのは、私のせいだ――思いつめる少女のからくりとは?
――これ、実際にありがちだなァと思いながら読みました。こういう女の子、いるよね。
トリックにひとつ難癖をつけるなら、以下追記へ。
3本目は、一番読みにくかった。そのうえあの書き方に必然性を感じない。
あ、えっと話の内容は、特異な目を持つ人が登場する話。動揺する? ワタヌキくん。
読みにくいので頑張って読んでください。読まなくてもいいです。 続きを読む